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女性、子供に影響?解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンが全国的に品薄

[受信日時] 2021-10-24 16:00:00(日本時間)
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コロナウイルスのワクチン接種後に、副反応による頭痛や発熱に苦しめられた方も多いかと思います。

基本的には市販薬で対応できるとのことで、市販の解熱鎮痛剤を買い求めた方もいるのではと思いますが、その影響で現在、アセトアミノフェンを主成分とする市販薬の品薄状態が続いているそうです。

紹介しているのは6月の記事ですが、今でもこの状態が続いているとのことで、私も実際に薬局で見て初めて知りました。

これも薬局で聞いた話ですが、一番の理由は、アセトアミノフェンは小児用の鎮痛剤として多く使われるため、ワクチン接種が若い世代へ移行するに従ってさらに需要が増えたため、だそうです。

有名なところですと、「バファリンルナJ」などの子供向け鎮痛剤が品切れ状態が続いているそうで、普段から常用している方には困った問題になっているのではと思いました。

静岡新聞 2021年6月15日版より>

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、静岡県内をはじめ全国の薬局で「アセトアミノフェン」含有の解熱鎮痛剤が品薄になっている。副反応の発熱に備えた購入が拍車をかけているとみられ、薬局などの関係者は「ほかの成分の解熱鎮痛剤でも効果はある」と冷静な行動を呼び掛けている。

 アセトアミノフェンは副作用が少なく、妊婦や子どもでも安全に服用できるとされる。代表的な市販薬「タイレノールA」は高齢者ら一般へのワクチン接種が始まった今春以降、全国的に売り上げが急増した。

 県内で87店舗を展開する杏林堂薬局(浜松市中区)では、多くの店でタイレノールAが品切れになった。担当者は「5月に入ってから需要が急激に増えた。供給が不安定で入荷は未定」と説明する。同じくアセトアミノフェンのみの専売薬「セシオン解熱鎮痛薬AP」の販売を今月12日から始め、需要増に対応している。

 県新型コロナウイルス対策課によると、医療従事者への先行接種に伴う国の調査で37・5度以上の発熱者は接種翌日が35%、2日後が7%、3日後が1%確認された。副反応で発熱しても大半は1~2日で回復するケースが多いとみられる。

 県薬剤師会医薬品情報管理センター(静岡市駿河区)の大石順子所長は「アセトアミノフェン単体の薬が最適だが、もともと流通量が多くないため、手に入りにくい状態になっている」と指摘。「イブプロフェンやロキソプロフェンナトリウムなどの薬でも問題はない」と話す。処方薬では「カロナール」というアセトアミノフェンの調剤もあるという。

 県は副反応の相談窓口を設けるとともに、症状が重かったり長引いたりする場合は医療機関を受診するよう推奨している。

記事にもありますが、市販薬ではなく処方薬の「カロナール」なども、主成分がアセトアミノフェンですので、生理痛などで小児用バファリンといった市販薬が入手できず困っているお子さんをお持ちの方は、かかりつけの内科医にご相談ください。

次から次へといろいろなことが起きるコロナ禍、早く収束することを願うばかりです…。