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学校での生理用品配備~経済的な理由以外でも歓迎されるワケとは?

[受信日時] 2021-10-14 05:30:00(日本時間)
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小中高校を中心に、全国の自治体で、学校のトイレに生理用品を配置するという動きが広がっています。
このうち、兵庫県明石市のモデル事業として期間限定で実施した高校において、実施後のアンケートで、実際に利用した女子生徒の89%が「必要だ」と回答したにも関わらず、その必要性として、経済的な理由を挙げた生徒はいなかった、という興味深い話がありました。
「生理の貧困」という言葉は、名称からどうしても家庭の経済的な事情を想像されがちですが、実はそういう意味だけではないのです。


 生理用品を経済的な事情で購入できない子どもらを支える市の「きんもくせいプロジェクト」の一環。モデル事業は7月1~20日に実施し、生理用品151個を使用。同校の全女子生徒443人を対象に市がアンケートした。 実施期間が短く、利用した生徒は13・1%とやや低調。利用の理由では「急に必要になった」が69%に上り、次いで「教室から持ち出しにくい」が11%を占める一方、経済的な理由を挙げた生徒はいなかった
トイレに生理用品を配備することについて89%が「必要」と回答。改善すべき点として「衛生面や見えないように置く配慮を」「スポーツ用や夜用などいろいろな種類を置く」の声があった。


「生理の貧困」とは、英語ですと「Period poverty」となりますが、「貧困」を指す「poverty」とは「貧しい」という意味以外にも、「困窮する」「劣悪」「貧弱」という意味もありますので、「生理の貧困」とは本来、
「生理に関して何か困った状況に置かれている」
ということ全般を意味するのが正しいのでは、と思っています。
そういう意味では、特に小中学校のうちは、生理用品を所持していてもトイレに持っていくことに抵抗がある児童・生徒も多いでしょうから、これも「生理の貧困」と呼んで差し支えないだろうと思うのです。
正しく理解が広まって、子どもたちが少しでもストレスのない学校生活を送れるようにしていただきたいと願います。